忍者ブログ

scenery being beautiful in both rainy and sunny weather

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

立山登頂記

横浜を20時に出立、扇沢の駐車場に着いたのが1時、約5時間のドライブだ。
高速道路は土日割引の1000円、駐車場は早い時間に着いたので、
無料駐車場もまだ余裕で入る事が出来た。
これから、6時まで仮眠、トロリーバスの始発7:30に乗るためだ。

夜中、目が覚めると雨が降っていた。雨は降ったり止んだりを繰り返した。
雨もまたよし、か・・・

6時、雨は上がっていた、もちろん晴れはよし・・・

夏休み期間とはいえ平日であるからか、度肝を抜かれるほど混んでは居ない様だ。
RIMG0004.JPG
そうかな・・・




チケットを購入しさっそくトロリーバスに乗り込む。とはいえバスはほぼ満員に見えた。
排気ガスの出ないエコバスに乗ること15分、黒部ダムに到着。地下に到着するので、
表に出るまでドキドキ。

トンネルを抜けるとそこはダム湖でした。これが黒部第四ダムか、初めて見た・・・
その威容は確かに圧倒的だった、
RIMG0007.JPG
「えらいもん造りましたなぁ」

ちょうど観光放水も行われていました。


黒四ダム→雄山→剣沢小屋ルート

ダムを渡り対岸へ、ケーブルカーに乗り込む人と別れ、道を歩く。
太陽も出て、高度1600mとはいえ、日差しが暑かった、ロッジくろよんを過ぎたあたりで、
登りが始まる、ダケカンバ、ブナの木が生える、杉では無い、原生の森が続く。
人の気配は全く無かった。黒部平まで、一人の登山者にも合わず、ひっそりと登った。

ロープウェーを上に見て登り、次第に大観望の高度に近づく。
途中沢の水を飲む、手がしびれるほど冷たく、そして美味かった。
それにしても誰一人として、このルートを登ってくる人はいなかった。
そのせいか、草木が道に覆いかぶさるように生えていた。
振り返ると後立山の山々が良く見えた。
RIMG0018.JPG

所でこの所、ちょっと気になっていたのだが、
ハイドレーションの調子が良くない。
吸い口が壊れて来ていて水が完全に止まらない。
それで漏れたせいなのか、今日のクソ暑さのせいなのか、2Lの水が底を突いた。
仕方なく、予備の1Lのウォーターパックに手を出すことになった。
やはり装備は完全でないと怖い。気を付けよう。

東一の越に着くと、1組休んでいた。少し話をしている間に雲が出て来た、
陽が射して居ないと冷えて来たので、先を急ぐことにした。
龍王岳、獅子岳との間には雪渓が残っていた。

一の越山荘に着くと案の定の混みあいであった、今迄人に合わなかった分、
余計に多く感じた。
小学生の遠足集団が出発しそうだったので、水を一口飲んだだけで慌てて出発した。
しかし小学生遠足集団は、もう1組既に僕らの上を歩いていた。
とても我慢できるスピードでは無かったので、脇を足早に通りすぎ、追い越させてもらった。
他にも大勢の登山客がゆっくりと登っていたので、全て追い抜いた。

そしてようやく雄山に到着。雄山は意外に人が少なかった。はて?
RIMG0031.JPG
雄山神社には500円払って登ります。
ちなみに今回は登っていません。



今回の山行の目的の一つは立山登頂ですが、
立山山頂という場所はない、立山最高地点は雄山(3,003m)では
なく、隣の大汝山(3,015m)である、雄山で休憩と、バッジを購入し、そそくさと大汝山に向かう。
雄山から先、人はほとんど居なくなった。
RIMG0036.JPG
はいこちらが大汝山山頂3,015m
日本第20位の山頂です、地味です。

誰もいません・・・

さてここから、富士の折立、真砂岳、別山と尾根伝いに歩き、
剣御前小屋へ、そこから下って、剣沢小屋テントサイトへ。
ここが今日の、終点です。お疲れさまでした。

RIMG0063.JPG

RIMG0071.JPG

今日のご飯はカレーとスパム、

剣岳を見ながら、
剣沢のおいしい水で
ウイスキーを頂きました。
うーん至極・・・

明日の剣岳登頂記に続きます。

↓↓↓良かったらポチっとお願いしまーす。

拍手[1回]

PR

剣岳登頂記

夜中、晴れていたら星空を撮るつもりだったが、残念ながら曇っていた。


朝起きてもまだ曇っており、剣岳はその中に隠れていた。


朝食を食べ、準備する、今日はテントをここに置いて、剣岳までの往復だ。荷物が軽く快適だ。頂上付近には、カニの縦ばい横ばいがあるので、少しでも軽いほうが良い。
剣沢小屋を少し下り、幾つかの雪渓を渡った所でようやく晴れ間が見えてきた。
RIMG0072.JPG
暫く行くと、剣山小屋に着く。
ここからが、登りだ。一服剣、前剣を超え、剣岳へ、約3時間という所か。
だんだん暑くなってきたので、長袖を一枚脱ぐ。一服剣への登りの途中で、腰に下げていた手拭いが無いのに気が付いた。しまった、滴る汗が拭けなくなってしまった。

一服剣頂上には一服している人が何組かいた。
年配チームに道を譲ってもらい、先に進む。
晴間と曇りが目まぐるしく変わる天気の中、途中富山湾が見えた。
RIMG0074.JPG
これだけ日本海に面していては天候も悪いであろう。
おそらく剣岳の難しさはこの辺にあるのだろう。
その富山湾も、しばらくするとあっという間に見えなくなった。今日は本当に天気が
読めない。

そして前剣を越え、いよいよ剣岳へ、
RIMG0077.JPG

チングルマのかわいい実が風になびく。



カニのタテバイ、そして頂上へ。

RIMG0079.JPG

RIMG0085.JPG

RIMG0087.JPG

晴れていたのはこの時だけ。
後立山、そして富士山、槍ヶ岳迄がこの時だけ見えていた。
RIMG0088.JPG

RIMG0090.JPG
山って不思議・・・その山に登るとその山は
見えないんです。何なんでしょう。
何の為に山に登るのか・・そんな質問を良く聞きます。
何なんでしょう、僕は「綺麗な景色が見えるから」いつもそう答えます。普通です。
でもそうなんです、だって綺麗なんです、それ以外、思いつきません。
写真しか見たこと無い人にはたぶん伝わらないのかも知れません。
でも別にいいです。どうしても伝えようとも思いませんし伝わらないんです。

さて、たっぷり堪能してから下山。
テントまで戻ります。

装備を全てザックに詰め込んでから真砂沢へ、剣沢雪渓へ。
RIMG0105.JPG
雪渓はまるで冷蔵庫のよう。
冷気が立ち上り夏とは思えぬ様相。

ピッケルとアイゼンを装着。でもアイゼンを途中で脱!
無い方が早い、こうして初アイゼンは10分で終了。
雪渓を下り続けること30分。真砂沢ロッジに到着。

テントサイトに到着後、テントを組み立てた。
だが小屋の親父によると、明日は台風が来るとの事。
台風?富山に?寝耳に水であったが、そういうう事らしい。

考えても考えなくても、来るものは来るのだ。
来ないものは来ないけど・・・

既に目的の立山、剣岳は登頂している、無理を犯す必要もない。

テントを畳み始める、この間わずか0.6秒。
「じゃあ、降りましょうか!」
いいのだ、また来れば。
帰るなら早い方が良い。親父に、下山の旨を告げ、雪渓を越え、ハシゴ谷乗越を越える。

ハシゴ谷乗越、地図上では大したことないかなぁと思ったけど実はなかなか、充実のルートと見た。
RIMG0117.JPG

あまり人も通らないのであろう、木々が生い茂り
沢の様な大きな岩がゴロゴロとしていた。


乗越頂上で雨が降り始める。
岩の道を慎重に下る、。雨は一向に止まなかった。
このルートは最後に、黒部川を渡らなくてはならない。
リーダーの判断で、川を渡るまで休まず歩き続ける事に・・・

途中雨の中、怪我人を抱えたグループに遭遇した、
ガイドは相当難儀していたが我々は先を急いだ。それ程に道は悪かった。

そして最後の橋は8割り方水没していたが何とか渡る事が出来た。
驚いたことに、黒部ダムは放水をしていた。まだまだ大丈夫なのだろう。

こうして心配していたトロリーバスにも乗り込むことができ、扇沢の駐車場に
帰ることが出来た。

僕らは温泉に入り、旅の疲れを癒した。

END


<今回のルート>




↓↓↓良かったらポチっとお願いしまーす。

拍手[1回]

回顧 2009北アルプス縦走<1~2日目:槍ヶ岳は霧の中>

ほらみろ、サボってるから記憶が薄れてゆく・・・・

去年の9月、北アルプス槍ヶ岳~穂高にかけて縦走に行き、ジャンダルムを見たハズだ。

1日目。
5:00の始発に乗り、鈍行で松本、新島々まで4時間半、そこからバスで上高地へ乗り込んだ。
新島々から上高地へは大渋滞でバスは大幅に遅れ、通常1時間のところ3時近く掛った。
予定では横尾まで行くつもりだったが、上高地に着いたのが15:00頃で予定より
2時間も遅れている。

仕方なく徳沢まで行くつもりで歩き出した。歩き出してしばらくしてから、
メガネが無いことに気がつき、登る前から大きく凹んだ。バス停で落とした様だ。

梓川沿いの道はほぼ平らで、ハイキング風の人が行き交う楽な道だった。
時刻も遅く木が生い茂っているので、道は薄暗かったが、かなりの速足で歩き続けた。
途中、おじさんと歩くスピードが一緒になり、話をしながら一緒に歩いた。
おじさんは、このまま横尾まで行くとの事だったので、一緒に横尾まで行くことにした。

横尾に着いた時、既に辺りはギリギリの明るさだった。
さっそくお金を払い、テントを張った。

出遅れた感じだったが、横尾まで着けてほっとした。
途中尾根が良く見えた。

2日目。
4時頃起きて、4時半に出た。
雲行きが怪しい。槍沢ロッジまで来て一休み。
槍沢キャンプ地はロッジから結構離れた位置にあった。
まだ結構人がいたが、下りの人たちだったのかも知れない。
そうだ、下りの人と結構すれ違った。思い出した。

大曲まで来てとうとう降り始めたので、カッパを着て、ザックカバーを装着した。
ザックカバーは嫌いだ。せっかくのかっこいいザックが、味気の無いカバーで隠れてしまう
のが厭だ。だが濡れては仕方ない。

大曲から先、通常のコースは、天狗原分岐→殺生ヒュッテへ向かうコースだが、
水俣乗越へ登り東鎌尾根へ向かうコースを採った。そっちの方が人が少ないが、
その分ハードなコースだ。
水俣乗越への道を行くが、いきなり道がケモノ道になった、やはりあまり通る人がいない
のだろう、そして最初の大きな岩を巻いて登った所にう◎こがしてあった・・・いきなり凹んだ。
道はかなりの急登だった。行きかう人はなく、たしか1組だけすれ違った気がする。
すれ違ったおじさんは「こっち来る人はほとんどいないよ、あんた相当だね」と言っていた。

最初から最後までずっと急登の道を登りきった所が、水俣乗越。
5人くらいのおばさんが休憩していたが、下から登ってきたのを見て、驚いていた。
ここでで大休憩をとることにした。

雨はあまり強くなったがカッパは脱げなかった。
東鎌尾根を歩いて行くと、下の道が良く見えた。
後で聞いたのだが、ちょうどそのころ怪我人が担架で運ばれていたようだ。
気が付いていたら見えたかも知れない。(見えたからどうという訳でもないか)

東鎌尾根は道が細く、垂直梯子も多くハードなコースだった。
途中、真っ白な霧の中を見ている人がいたので、「何も見えませんよね?」
と聞いたら、静かに指をさし雷鳥を見せてくれた。
CA391203.jpg
初めて雷鳥を見た。

雷鳥はとはあまり逃げないらしく、
驚くほど近くをのんきに歩いていた。

いくつかの梯子を越え、そして槍ヶ岳山荘に着いた。

槍ヶ岳山頂周辺は完全に雲の中に入っているようで、あたりは真っ白で
何も見えなかった。そこにあるはずの槍ヶ岳の穂先も見えなかった。
槍ヶ岳はどこですかー!本当に聞きたかったが、目の前にあるはずだった。

テントを指定地に張り、しばし休憩。雨は上がったが、以前真っ白。
CA391207.jpg


とりあえず、穂先に登ってみることにした。
CA391205.jpg
垂直に近い壁を登ります。
高い所が苦手なおじさんと、その奥さん(高い所苦手ではない)
がいましたが、比較的空いていたと思われ、
大渋滞はしてませんでした。
おじさん、なぜここに来ちゃったんですか?



CA391206.jpg

えーっと・・・ここはどこですか・・・視界ゼロ。

後ろに見える赤い人たちは、後側の壁
を登ってくる人たちです。(北鎌尾根からだろうか?)
おばちゃんもいました、恐るべし!


何も見えないのでとっとと降りて、ふて寝しよっと。

つづく・・・


↓↓↓良かったらポチっとお願いしまーす。

拍手[1回]

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

moon age

リンクバナー

プロフィール

HN:
詠うクジラ
性別:
男性
自己紹介:
最近運動さぼりぎみ
短歌と絵ばっかりやってたけどそれも捨ててしまった最低な人
仕事でシンガポールに行くため英語を必死で勉強中

カウンター

twitter

フリーエリア

最新トラックバック

アクセス解析

ページ別

  • ©/All Rights Reserved.
  • 忍者ブログ
  • [PR]
  • Proposal from:幸村忍者