忍者ブログ

scenery being beautiful in both rainy and sunny weather

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

一等三角点御在所岳

休みだ♪休みだ♪
久しぶりに休みがとれた。なので休んでる場合では無いのだ。

四日市出張もあと僅か、当然計画していた御在所岳に登るのだ。
標高1209.8m、高い山ではないが、電車で30分で行けるのだから嬉しい。
5時30分の始発に乗り込み、湯の山温泉へ。6時より登頂を開始した。
ただ登るだけだと、すぐ着いてしまうので、御在所岳周辺の山をグルッと回るつもりだ。

まず雲母峰を目指す。駅から歩き始め、登山口らしき所までくると、→キララ峰、と書いてある。
「?」と思ったが、他にそれらしい山は無いし地図にも無いので、不安だったが登り始めた。
後から気がついたが、ひょとして「雲母」ってキラキラしてんのかな?と。
だから地元の人はキララ峰と呼んでいるのだろう。
曇り空で雨は降っていなかった。杉林を登って一息ついて、周りを見ると霧に煙る林が綺麗だった。
かなり近くで鹿の声が聴こえた、上を見ると小鹿が2頭こちらを見て警戒している様だった。
口笛でピーピー音を出してみると、再び鳴きながら、上へと登って行った。
こちらも更に上へと昇った。
途中道を間違えながら頂上へとたどり着いたと思ったのだが、そこには手作り看板に「キララ2峰」と、
書かれていた。どうやら雲母峰頂上では無いようだ。
CA391158.JPGそのまま何も考えずに歩き出したのだが、これが間違いだった。道は下ていた、だがまた直ぐに登るだろうと思った。
しかし道は更に少しずつ下っていた。何故かあまり気にせず歩いていた。そんな折り頭上に横たわる木をくぐり抜けた後に頭を上げた瞬間、突き出た枝にしこたま頭をぶつけた。頭がクラクラして流血したので少し休んだが、大丈夫そうだった。
再び歩き始めたが次第に方向が変わって来たのでさすがにおかしいと、思い地図を見た。どうやら違う道を着てしまったようだ。偽頂上から800m程来てしまったようだが仕方ない。時間には余裕があったので来た道を戻った。来た道を戻るというのは非常に気が乗らないもんである。
なんだか左足もチクチクしたがあまり気にしなかった。

再度キララ2峰に来てみた。なる程よく見れば反対側に道があるように見えなくもない。うーん、看板も無いのかー。
どうやらあまり登山者も無いのだろう。ここまで1人も見ていない。それとも俺が疲れているのか?
気を取り直して雲母峰へ、そこからは意外と近かった。しかし頂上は開けておらず展望もなく、
おまけに看板もぶっ倒れていた。長居するような所でもなかったので先を急ぐ。

雲母峰から鎌ヶ岳へ、山とはそういうものであるが、頂から頂へは必ず一度下る。当たり前か…。
これがなんとももどかしい気もするが、それはそれで良いのだ、頂上を目指し何度も登る、登る。ひたすら登る、たまに下る。うーん人生ね、山登りって。一人黙々と歩いていると、そんなつまらない事を考えたりする。

さて、雨は降ってはいないものの、濡れた笹を掻き分けるうち、すっかりビショビショ。足元も泥だらけ、予想以上の歩きにくさだ。

鎌ヶ岳の上の方までくると、かなり砂の様な足元になってきた。すべり落ちそうな危険な個所が結構あった。
更に頂上の方は岩が多く、よじ登る感じで、なかなか楽しい。ただ危険であることは忘れてはいけない。
最後の崖を上り、頂上にたどり着いた。相変わらず1人も見なかった。
CA391166.JPGさてここから武平峠を越え雨乞岳を目指すつもりだった。

鎌ヶ岳を下り武平峠に向う途中、又道を見失った。今日は良く道を間違える。
なんとか武平峠を越え鈴鹿スカイラインに合流した。
そこで足を止め、小休止。汚れたなぁと思い足元を見ると左足のズボンの裾が血だらけだった!
驚いて裾を捲り上げると、腹いっぱいに俺の血を吸いこんだ丸々としたヒルが、コロンと転がり落ちた。
やられた。その場でヒルは退治したが、血が止まらない。全く気がつかなかった。
傷口を洗い流しバンドエイドを貼り付けたが、全く止らなかった。
仕方ないのでティッシュを貼り付けて歩き出した。
CA391170.JPG
「←雨乞岳登山口」とあったのでそこから登った。しかしまた迷った。また道が判らず、今度は沢に迷いこみ、どんどん沢を登って行ってしまった。次第に沢も急になり、登れなくなった。(おそらく峠谷だろう)
行ってはいけないと思いつつ、更に斜面を攀じ登った。必死だった。
とうとう廃墟みたいな所までたどり着き、登山道に出た。危く遭難しかけた。
いや遭難した。

だが、たどり着いたのは雨乞岳に向うルートではなく、御在所岳頂上のすぐ下だった。
もう足の血が止らないのと遭難したので、雨乞岳に向う気力は失せていた。


CA391172.JPG御在所岳頂上はロープウェイで登ってくる観光客がたくさん来ていた。もうすっかり天気も良くなっていたが望湖台というところから見えるらしい琵琶湖までは見えなかった。



e50e3e82.JPG
下山道で見た不思議な岩。




しばらく休憩し、下山した。国見岳に寄ってから下ろうと思ったのだが、またまたそちらに行くルートが判らず、いつの間にか違うルートで下っていた。今日は一体何なのだ!やっぱり疲れているのかも知れない。
とっとと帰ろう。シャワー浴びてビールにしよう。そうしよう。
下山途中更に2度間違えてやっとの事で湯ノ山温泉にたどり着いた。もう温泉にも入りたくなかったので、
とっとと電車で帰った。

帰りの電車で、どこかの山岳部の学生と同じになった。皆疲れていてそれでいて楽しそうだった。


拍手[1回]

PR

剣岳 点の記 の記

映画「剣岳 点の記」を観た。期待し過ぎたのか、映画としてはあまり良くなかった。去年から楽しみにしていたので、残念だ。
評論家でないから、うまく説明できないけど、なんか間がわるいというか、なんというか。いい感じでなかった。音楽も音楽の入れ方もいまいち好きじゃなかった。

良かったのは宮崎あおいが可愛かったこと。って山と関係ねーじゃん!!

やはり、自分で登ろう。当たり前だ。別に面白かったら、登らないつもりだった訳じゃないけど。

映画にも出てくるけど、剣岳というのは立山信仰というものの中で、死者の山、地獄の針の山だそうだ。

「剣岳」ってすごい名前と、その例えられ方、さらに2,999mって微妙な高さが何とも不思議な魅力の山ですが、登るのも大変らしいです。ますますいいですね。

その前に般若心経唱覚えないとなー。

で、いつ登れんだろ。



拍手[0回]

奥多摩へ、そして撤退

2008.12.28 奥多摩へ行ってきた。
奥多摩から雲取山、そして大菩薩峠へ南下の縦走のつもりだったが1日目で体調を崩し、あえなく退散してきた、惨敗日記。

始発電車で奥多摩へ、8:30奥多摩駅に到着。天気は晴れ、最高である。駅周辺には残雪があり、何日か前に雪が降ったようだった。自分にとっては今年初の雪である。地図をみて登山口を探す。民家の入り口なのか、見分けが難しい様な所から、登り始めた。
まだまだ上までは舗装道路を通って行くようだった。途中ザックを背負ったおじさんに挨拶をして追い越し、サクサクと登っていったが、道が分かりにくかった。案の定道を間違え、大回りしていた。なぜなら追い越したはずのオジサンが、ひょっこり横道(ほんとうは自分がが横道)から出てきたからである。「あれ?間違えちゃいましたよ」照れ笑いでごまかした。(全くごまかせてない)
「石尾根に行くんですよね?」と聞かれ、そうですと言うと「こっちですかね」と返ってきた。付いて行こうと思ったのだが残念ながらオジサンもあまり詳しくないようだった。二人で地図を見ながら道をたどった。
CA390970.JPG僕の方が歩速が早かったので少し先を歩いていると、ニホンカモシカがいた。野生で初めてみた。大きさはシカ程もあり、向こうが一段高い所に居たのだが、かなりドキッとした。カメラで写真を撮ったが逃げなかった。後ろから来たオジサンに教えてあげると、カメラを取り出し写真を撮っていた。
しばらく舗装の道を登ったがようやく山への入り口にたどり着いた。カモシカも居たのだから熊もいるだろうと思い、熊避けの鈴を付け、ポールも準備し、一息ついた。
杉の林を抜け落ち葉に埋もれた道を登り3時間ほどで六ッ石山山頂にたどり着いた。山頂付近には雪が1~2cm程積もっていた。小休憩して立ち上がるが、なんだか体が重い。ザックを背負う肩も非常につらい。?と思ったが、久しぶりだからだろうと思い、再び歩き出した。城山に向けのぼってると、少し道を見失ったが上に人が見えたので登って行った。しかし、異常に急登である、ほんとにこれがルートなのか、と思ったがなんとか、登った。上に着くとオジサンが休んでいた。「急でしたね」なんて話をすると、ほんとですねルートこっちでいいんですかね?なんて返ってきた。又やってしまった。さらに先を行くと下山してくる人が左の方の道を通って歩いてきた。その人たちに「ずいぶん変わった所歩いてますね!」なんて言われた。やはりルート間違いだった。
それにしても体が重い、どうやら風邪を引いたようだ。しかしもうすでに2時をまわっており、下山する気力もなかった。七つ石小屋まで行きたかったのだが、鷹の巣山山頂で3時15分、絶対無理だ。もう限界だったので鷹の巣山避難小屋で今日は終りにすることにした。もうすでに足元もおぼつかなくなっていたので、下り坂で転んだ。雪が溶けてぬかるんでいたので泥だらけになった。明日下山しよう。

okutamatento.JPG避難小屋脇にはすでにテントが2張。挨拶をして、少し離れた所に設営した。
熱もあるようだ、さっさと食事の支度をして、暖かいうどんをすすった。味も何も分からなかった、かなりひどいようだ。滅多に風邪なんて引かないのに。そういえば今年風邪ひいたっけ?何で今日なんだ?
もう寝たかった。すべての服を着込んで寝袋に潜った。まだ4時だった。お休み・・・

しばらくして目が覚めた、あたりは暗かったがまだ6時だった。先にいた隣のテントはグループらしく3人で話していた。いいですね、友達とキャンプは。再び寝に入ったが、寒かったし体も痛かったので途中何度も起きた。真夜中トイレに抜け出し空を見ると、快晴で星がたくさん見えた。山はこれがいい。夜必ず起きるが、その時に見る風景がとてつもなく美しい。夜の風景は写真にも取れないので、行くしかない。

朝、暖かい布団で寝たわけではないので、当然体調も良くなるわけもなく、ますますひどくなっていた。帰れるのか心配だったが、荷物を片付け、出発した。普段はあまりしたくないのだが、来た方へ帰ることにした。色々okutamafujisann.JPG考える気力も無かったし。ただ巻道があったので、鷹の巣山山頂へは登らなくても良いルートを通ることにした。途中何度も休憩しながら、あまり変わり映えのしない細い道を通った。ただ富士山だけがずっと見えていてきれいだった。それでもなんとか下山し奥多摩駅に着いた。どうしてもコーラが飲みたくなったので、久しぶりにコーラを買って飲んだ。たまにありません?

こうして2008年末奥多摩縦走の試みは見事に失敗に終わり、このあと2日間寝込んだ。次またいつか来たいと思います。


 

拍手[0回]

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

moon age

リンクバナー

プロフィール

HN:
詠うクジラ
性別:
男性
自己紹介:
最近運動さぼりぎみ
短歌と絵ばっかりやってたけどそれも捨ててしまった最低な人
仕事でシンガポールに行くため英語を必死で勉強中

カウンター

twitter

フリーエリア

最新トラックバック

アクセス解析

ページ別

  • ©/All Rights Reserved.
  • 忍者ブログ
  • [PR]
  • Proposal from:幸村忍者