2008.12.28 奥多摩へ行ってきた。
奥多摩から雲取山、そして大菩薩峠へ南下の縦走のつもりだったが1日目で体調を崩し、あえなく退散してきた、惨敗日記。
始発電車で奥多摩へ、8:30奥多摩駅に到着。天気は晴れ、最高である。駅周辺には残雪があり、何日か前に雪が降ったようだった。自分にとっては今年初の雪である。地図をみて登山口を探す。民家の入り口なのか、見分けが難しい様な所から、登り始めた。
まだまだ上までは舗装道路を通って行くようだった。途中ザックを背負ったおじさんに挨拶をして追い越し、サクサクと登っていったが、道が分かりにくかった。案の定道を間違え、大回りしていた。なぜなら追い越したはずのオジサンが、ひょっこり横道(ほんとうは自分がが横道)から出てきたからである。「あれ?間違えちゃいましたよ」照れ笑いでごまかした。(全くごまかせてない)
「石尾根に行くんですよね?」と聞かれ、そうですと言うと「こっちですかね」と返ってきた。付いて行こうと思ったのだが残念ながらオジサンもあまり詳しくないようだった。二人で地図を見ながら道をたどった。
僕の方が歩速が早かったので少し先を歩いていると、ニホンカモシカがいた。野生で初めてみた。大きさはシカ程もあり、向こうが一段高い所に居たのだが、かなりドキッとした。カメラで写真を撮ったが逃げなかった。後ろから来たオジサンに教えてあげると、カメラを取り出し写真を撮っていた。
しばらく舗装の道を登ったがようやく山への入り口にたどり着いた。カモシカも居たのだから熊もいるだろうと思い、熊避けの鈴を付け、ポールも準備し、一息ついた。
杉の林を抜け落ち葉に埋もれた道を登り3時間ほどで六ッ石山山頂にたどり着いた。山頂付近には雪が1~2cm程積もっていた。小休憩して立ち上がるが、なんだか体が重い。ザックを背負う肩も非常につらい。?と思ったが、久しぶりだからだろうと思い、再び歩き出した。城山に向けのぼってると、少し道を見失ったが上に人が見えたので登って行った。しかし、異常に急登である、ほんとにこれがルートなのか、と思ったがなんとか、登った。上に着くとオジサンが休んでいた。「急でしたね」なんて話をすると、ほんとですねルートこっちでいいんですかね?なんて返ってきた。又やってしまった。さらに先を行くと下山してくる人が左の方の道を通って歩いてきた。その人たちに「ずいぶん変わった所歩いてますね!」なんて言われた。やはりルート間違いだった。
それにしても体が重い、どうやら風邪を引いたようだ。しかしもうすでに2時をまわっており、下山する気力もなかった。七つ石小屋まで行きたかったのだが、鷹の巣山山頂で3時15分、絶対無理だ。もう限界だったので鷹の巣山避難小屋で今日は終りにすることにした。もうすでに足元もおぼつかなくなっていたので、下り坂で転んだ。雪が溶けてぬかるんでいたので泥だらけになった。明日下山しよう。
避難小屋脇にはすでにテントが2張。挨拶をして、少し離れた所に設営した。
熱もあるようだ、さっさと食事の支度をして、暖かいうどんをすすった。味も何も分からなかった、かなりひどいようだ。滅多に風邪なんて引かないのに。そういえば今年風邪ひいたっけ?何で今日なんだ?
もう寝たかった。すべての服を着込んで寝袋に潜った。まだ4時だった。お休み・・・
しばらくして目が覚めた、あたりは暗かったがまだ6時だった。先にいた隣のテントはグループらしく3人で話していた。いいですね、友達とキャンプは。再び寝に入ったが、寒かったし体も痛かったので途中何度も起きた。真夜中トイレに抜け出し空を見ると、快晴で星がたくさん見えた。山はこれがいい。夜必ず起きるが、その時に見る風景がとてつもなく美しい。夜の風景は写真にも取れないので、行くしかない。
朝、暖かい布団で寝たわけではないので、当然体調も良くなるわけもなく、ますますひどくなっていた。帰れるのか心配だったが、荷物を片付け、出発した。普段はあまりしたくないのだが、来た方へ帰ることにした。色々考える気力も無かったし。ただ巻道があったので、鷹の巣山山頂へは登らなくても良いルートを通ることにした。途中何度も休憩しながら、あまり変わり映えのしない細い道を通った。ただ富士山だけがずっと見えていてきれいだった。それでもなんとか下山し奥多摩駅に着いた。どうしてもコーラが飲みたくなったので、久しぶりにコーラを買って飲んだ。たまにありません?
こうして2008年末奥多摩縦走の試みは見事に失敗に終わり、このあと2日間寝込んだ。次またいつか来たいと思います。
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