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scenery being beautiful in both rainy and sunny weather

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剣岳登頂記

夜中、晴れていたら星空を撮るつもりだったが、残念ながら曇っていた。


朝起きてもまだ曇っており、剣岳はその中に隠れていた。


朝食を食べ、準備する、今日はテントをここに置いて、剣岳までの往復だ。荷物が軽く快適だ。頂上付近には、カニの縦ばい横ばいがあるので、少しでも軽いほうが良い。
剣沢小屋を少し下り、幾つかの雪渓を渡った所でようやく晴れ間が見えてきた。
RIMG0072.JPG
暫く行くと、剣山小屋に着く。
ここからが、登りだ。一服剣、前剣を超え、剣岳へ、約3時間という所か。
だんだん暑くなってきたので、長袖を一枚脱ぐ。一服剣への登りの途中で、腰に下げていた手拭いが無いのに気が付いた。しまった、滴る汗が拭けなくなってしまった。

一服剣頂上には一服している人が何組かいた。
年配チームに道を譲ってもらい、先に進む。
晴間と曇りが目まぐるしく変わる天気の中、途中富山湾が見えた。
RIMG0074.JPG
これだけ日本海に面していては天候も悪いであろう。
おそらく剣岳の難しさはこの辺にあるのだろう。
その富山湾も、しばらくするとあっという間に見えなくなった。今日は本当に天気が
読めない。

そして前剣を越え、いよいよ剣岳へ、
RIMG0077.JPG

チングルマのかわいい実が風になびく。



カニのタテバイ、そして頂上へ。

RIMG0079.JPG

RIMG0085.JPG

RIMG0087.JPG

晴れていたのはこの時だけ。
後立山、そして富士山、槍ヶ岳迄がこの時だけ見えていた。
RIMG0088.JPG

RIMG0090.JPG
山って不思議・・・その山に登るとその山は
見えないんです。何なんでしょう。
何の為に山に登るのか・・そんな質問を良く聞きます。
何なんでしょう、僕は「綺麗な景色が見えるから」いつもそう答えます。普通です。
でもそうなんです、だって綺麗なんです、それ以外、思いつきません。
写真しか見たこと無い人にはたぶん伝わらないのかも知れません。
でも別にいいです。どうしても伝えようとも思いませんし伝わらないんです。

さて、たっぷり堪能してから下山。
テントまで戻ります。

装備を全てザックに詰め込んでから真砂沢へ、剣沢雪渓へ。
RIMG0105.JPG
雪渓はまるで冷蔵庫のよう。
冷気が立ち上り夏とは思えぬ様相。

ピッケルとアイゼンを装着。でもアイゼンを途中で脱!
無い方が早い、こうして初アイゼンは10分で終了。
雪渓を下り続けること30分。真砂沢ロッジに到着。

テントサイトに到着後、テントを組み立てた。
だが小屋の親父によると、明日は台風が来るとの事。
台風?富山に?寝耳に水であったが、そういうう事らしい。

考えても考えなくても、来るものは来るのだ。
来ないものは来ないけど・・・

既に目的の立山、剣岳は登頂している、無理を犯す必要もない。

テントを畳み始める、この間わずか0.6秒。
「じゃあ、降りましょうか!」
いいのだ、また来れば。
帰るなら早い方が良い。親父に、下山の旨を告げ、雪渓を越え、ハシゴ谷乗越を越える。

ハシゴ谷乗越、地図上では大したことないかなぁと思ったけど実はなかなか、充実のルートと見た。
RIMG0117.JPG

あまり人も通らないのであろう、木々が生い茂り
沢の様な大きな岩がゴロゴロとしていた。


乗越頂上で雨が降り始める。
岩の道を慎重に下る、。雨は一向に止まなかった。
このルートは最後に、黒部川を渡らなくてはならない。
リーダーの判断で、川を渡るまで休まず歩き続ける事に・・・

途中雨の中、怪我人を抱えたグループに遭遇した、
ガイドは相当難儀していたが我々は先を急いだ。それ程に道は悪かった。

そして最後の橋は8割り方水没していたが何とか渡る事が出来た。
驚いたことに、黒部ダムは放水をしていた。まだまだ大丈夫なのだろう。

こうして心配していたトロリーバスにも乗り込むことができ、扇沢の駐車場に
帰ることが出来た。

僕らは温泉に入り、旅の疲れを癒した。

END


<今回のルート>




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