プロローグ
一回だけトライアスロンに出た事がある(というかトライアスロンをやるために、自転車通勤や、マラソンをやっているのだが)。そもそも、今僕がマラソンやら何やらをやっているのはそこから始まった。
2008年石垣島トライアスロン大会。何故石垣島なのか、というのには理由がある、まず、沖縄にいったことがなかったから、そして、もう一つは、先輩Aがそこにいたからである。先輩Aは以前同じ会社に勤めていて、大変お世話になったのだが、何年か前に脱サラして、島人になってしまった。
前から遊びに行きたいとは思っていたのだが、2000kmも離れた、日本の端っこ、おいそれと行ける訳もなく・・・・
家の近くにスポーツクラブがある、その頃僕は、運動といえば、2週間に一度だけ土曜日にフットサルをやって、ひーこら言ってただけだった。
何だか体の調子も良くないので、鍼灸院に通っていたのだが、運動して、体を鍛えた方がいいと思い、そのスポーツクラブに入会した。
最初、筋力を付けようと思いマシンでトレーニングをしていた。徐々に筋力も着いてきたのだが、月1万円も払って、使わない施設があるのはもったいないないなぁと思っていた。貧乏性なのである。
使っていない施設それはプールである。だがなかなか手が出なかった。手がでない理由は簡単、泳げなかったのだ。
クロールは今まで一度も25m泳げたことないし、平泳ぎに至っては、全く前に進まない。
しかし、貧乏性が勝った。
プールにはおばちゃんなど年寄りが多かったが、その中に混じって、初心者コースを泳ぎ始めた。当然泳げ無かったが、何となく、楽しめた。
だが、年寄り達を見ていて、なんで年寄りが泳げて自分に出来ないのかと、不思議に思った。
体力的には自分の方が絶対あるはず、だったら、何とか工夫すれば、泳げるのではないかと思った。クロールで25m息が続かないのは、ちゃんと息が吸えてないから?バタバタ足を漕ぎするから?など、色々考えながら試してみた。
そうしたら、少しずつ距離が伸びてきた。それが嬉しくて、また、工夫した。そしてついに25m泳げた。本当に嬉しかった。
そこから、どんどん距離は伸びていった。水に対する恐怖は消え、いつしか、水は友達になり、自分の前世はイルカだと信じるようになった。
なぜ今まで、全く泳げ無かったのに、突然2000mも泳げるようになったのか、さっぱりわからないが、とにかくもう僕の体からカナヅチは消えて無くなった。
同時期、自転車で会社に通い始めた。最初、片道23キロはさすがに辛かったので1日おきに自転車と電車で通った。次第に自転車の比率が上がっていった。
昔々高校時代、マラソンはかなり速かった。高校3年の時、マラソン大会で全校3位になったことがあった。それから全く走って無かったが、急に思い出した。
水泳と自転車とマラソンを一緒にやるスポーツがある。そんなスポーツ、テレビで見たことないし、やっている人も見たことないし・・
ネットで調べてみたら、色々見つかった。
水泳1.5km、自転車40km、マラソン10kmというのがあるらしい(オリンピックディスタンスと、言います)。え、これなら何だか出来そうじゃん?
僕が最初に思ったトライアスロンはアイアンマンといういわゆる鉄人レースってやつだ。これは水泳3km、自転車150km、マラソン42.195kmってゆうとんでもないやつだった。
そして、そのオリンピックディスタンスの大会を調べてみたら、石垣島でやるレースがあることがわかった。
僕は先輩Aが何か知っているのではないかと思い電話してみた。
そして、先輩Aは言った「あぁ、知ってるよ、俺も出るから。」
石垣島行きが決まった。
続く…
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